読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

KATCATの巣

ふしあわせという名の猫がいる-だから私はいつもひとりぼっちじゃない

オタクの地方格差・便利になったからなのか

その他

 

 

 昨日、旧友と会って雑談したのですが、アマゾンを初めとするネット通販やアニメの公式配信などネットの発達によって地方のオタクもかなり便利になっているはずなのに、逆に地方と都市部の壁を感じてしまうとかそのような話題にもなりました。

 

 で、その理由としては、働いている今と比べてネット未発達だった学生時代は経済力低く行動範囲も狭かったために、そもそも壁にすらたどり着けなかった為ではという事です。

 「都市部には○○がある」という情報が手に入っても、学生時代は都市部に行く金も手段もないために「羨ましいなぁ」で終わったわけです。

 例えるなら南極にペンギンさんがいると分かっていても、そこまで行く交通手段がないために“手に届かない憧れ”になってしまい、壁を確認する以前の問題となるのです。

 しかし働き始めて経済力が増し活動範囲が増えた今、「都市部には○○がある」という情報が手に入ったら、“憧れ”ではなくて、頑張れば手に入る“現実”なのです。

 そのためのお金と時間・移動距離を考えて、都市部に向かったり諦めたりするわけです。そして現実可能だからこそ、そこまでお金・時間・距離のコストをかけなくてすむ都市部の人たちとの壁を感じてしまうのです。

 

 またネット未発達だった頃と現在を比べると情報量の差が大きいのも壁を感じる原因だと思います。

 昔は地方でのまともなオタク情報元としてはアニメ雑誌等の雑誌・書籍か、深夜に聞ける声優ラジオぐらいだったと思います。なので情報が限られ何が手に入らないかすら分からない状況だったのです。

 それがネットの発達により、公式情報はもちろん、作者個人による発信情報まで手に入ります。そこから派生して他の興味深そうな情報がすぐに手に入ります。

 ネットの発達によってオタク生活が便利になったのと同時に、何が手に入らないかまでもがわかるようになってしまったのです。そのために昔よりも壁を感じるようになったのではないでしょうか。

 

 また、面白い作品で楽しんでいる様子も、それこそネット未発達の昔はアニメ雑誌とうから感じるしかありませんでした。読者ページ等の限られたスペースでさらに時差込みでしかユーザーが楽しんでいる様子を知ることが出来ませんでした。

 しかしながら今では掲示板でブログでツイッターとコミュニケーションツールも発達し、面白い作品を楽しんでいるユーザーの声がリアルタイムでダイレクトに伝わってきます。

 金銭面や距離や時間の壁に阻まれている地方民にとっては、昔は声も聞こえないぐらいに壁からも遠くにいたのが、技術の進歩によって壁に近づいたために手を伸ばせば届きそうなのに壁に阻まれてただ楽しそうな声ばかり聞こえる状況なのです。

 

 と、一つは僕自身の経済力と行動範囲の拡大により、一つはネットの発達による情報量の増加やコミュニケーションツールの進化が、地方と都市部の壁の存在をより意識させているのではと考えるわけです。

 もっとも、「昔に比べて地方でのオタク生活は便利になったけど、同時に地方と都市部の壁もより感じるようになった」と思っているサンプルが僕と旧友の2名なので、この問いかけがどこまで普遍的なのかは分かりませんが。

 

 あと、言い訳になるかもしれませんが。

 コミュニケーションツールの発達のおかげで、素敵な作品を楽しんでいる都市部の声がリアルタイムでダイレクトに届くようになったために、壁を感じるようになってしまったと書きました。

 これは決して「都市部の人間は地方民に遠慮して黙れ」と言いたいわけではないことを強く主張します。

 たしかに地方と都市部にオタク生活において壁はあるかもしれません。壁の向こうから聞こえてくる楽しそうな声を羨むことも確かです。

 しかしそれと同時に楽しそうな声が聞こえることが、今は視聴できないが素敵な作品があることを実感できることが、地方のオタクにとってもオタク活動の励みになっているのですから。

 

 これからも壁を感じて羨んだりはするかもしれませんが、地方に住んでいるオタクも元気で楽しくオタク活動をしていきたいと思います。

 “わたしたちはここにいます、ここには夢がちゃんとある。わたしたちは楽しんでいる、24時間はしゃいでる。”とか鼻歌交じりに歌いながら行きたいと思います。