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KATCATの巣

ふしあわせという名の猫がいる-だから私はいつもひとりぼっちじゃない

私的体験からのライトノベル定義論

 

 僕がライトノベルに出会ったのは、ライトノベルという単語を知る前でした。すでにパソコン通信の会議室の中でライトノベルという単語は誕生していたようですが、身近にパソコンもなく沖縄に住んでいる僕にはそのような単語は知るよしもなかったのです。

 

 そのような僕が、小学6年後半から中学1年前半の一年間に

ライトノベルの元祖的存在である新井素子の『グリーンレクイエム』『…絶句』

ライトノベルという単語が生まれる前の『銀河英雄伝説

ライトノベルという単語が生まれた直後の『フォーチュンクエスト』

に出会ったのです。

 

 そのころ僕が読んでいた小説は『ずっこけ三人組シリーズ』不思議の国のアリス』『クマのプーさん』といった児童文学や、子供向け歴史小説、せいぜい江戸川乱歩の『少年探偵団シリーズ』がかろうじてサブカル臭がする程度の、健全な読書好きだったのです。

 

 その健全な読書好きが、今まで児童文学しか読んだことのなかった僕がこれらの作品群を読んで「世の中にはこのような小説もあるのか」と衝撃を受けました。

 

 今まで読んできた小説とは何かが違う作品群を読んで衝撃を受けたわけですから、僕にとってライトノベルの定義とは「今まで読んできた小説とは違う何か」な部分なのです。

 

 しかし僕は今までその「何か」を感じつつも、その「何か」を言語化・定義付けをせずにきたのです。ライトノベルを楽しむためなら「何か」をわざわざ言語化する必要はありませんし、基本的にボッチなので誰かとライトノベルについて語ることも無かったために定義付けする必要が無かったのです。

 

 そのようななか、あるミステリ作家さんが「ライトノベルとは何か」の解としてライトノベルのマイナス面を表すために「アニメのリアリティで書かれた小説」表現していました。

 

 しかし僕にとって「今まで読んできた小説とは違う何か」を表すのにこの「アニメのリアリティで書かれた小説」というのはちょうどいい表現だったのです。なので僕はライトノベルを肯定する意思を持って「アニメのリアリティで書かれた小説」とライトノベルを定義することにしたのです。

 

 

 

 

 漫画・ゲーム・アニメ・特撮・映画等々、それらのオタク文化やサブカル文化をベースにした内容の作品がライトノベルです。

 

 漫画・ゲーム・アニメ・特撮・映画等々、それらのオタク文化やサブカル文化をベースにした小説を書くために、独特の句読点の使い方を行ったり、擬音語を多用したり、口語表現を積極的に取り入れたり、…を多用したりさまざまな工夫を凝らした文体を活用した小説がライトノベルです。

 

 独特の内容と文体、それを一言で「アニメのリアリティで書かれた小説」と定義することにしたのです。