KATCATの巣

ふしあわせという名の猫がいる-だから私はいつもひとりぼっちじゃない

俺屍2 プレイ記録 その2 「今のところ大きな不満点」について

 

現在は「しっかり」モードで、3つ目の祭具を取り戻そうとボスに突撃したはいいがぼろ負けしてしまい、一族の立て直しを図っているところです。

 

つまり前の記録のときとほとんど変わらない進行度です。

 

今回は、「今のところ大きな不満点」について書いていきたいと思います。

 

 

僕の『俺屍』の楽しみ方の一つに家系図を見てニヤニヤすることもあったので、今回の「家系図に強制キャラが表示される」仕様は大きな不満です。

 

しかし僕の自分の楽しみ方が出来なくなった不満とは別に、この仕様は『俺屍』の続編としては大きな間違いだと考えています。

 

まず『俺屍』のコンセプトは「世代交代」です。これは桝田氏も繰り返し発言していることです。

 

このコンセプトをゲームとして表現するのに必要な、

 

  → システムとして『人間ダビスタ

  → 世代交代の動機付け、意欲付けとして『復讐劇』

  → 一族への愛着を持たせるための『家系図』『遺言』

 

といった必要なシステムが備わったのが『俺屍』というゲームだと考えています。

 

このように世代交代というコンセプトから生まれた『家系図』というシステムに、『俺屍2』では「強制キャラが表示される」仕様になったわけです。

 

それがなぜ駄目なのか。現実の話になりますが、戦国時代のお話です。

 

伊勢の国司北畠家は侵攻してきた織田信長と戦い、奮戦し織田軍を苦しめますが、戦力の差により次第に追い詰められ、実質上は降伏という状況の和議を結ぶことになります。

 

そのときに織田信長がだした和議の条件が「信長の息子・信雄を養子とすること」でした。

 

勝った方が負けたほうに、息子を送り込んだわけです。

 

その理由は何か。それは伊勢の国司である北畠家の家系を織田家が乗っ取り、伊勢支配の正統性を得るためです。

 

そして数年後、北畠家の家系を乗っ取り伊勢の実効支配を完了させた後は、北畠一族を暗殺したのです。

 

養子として強制的に送り込んで、家系を乗っ取ってしまったわけです。

 

たった一つでは例外で極端な例だと思われるので、たとえば安土桃山時代

 

毛利家当主・毛利輝元に跡継ぎがいないことに目をつけた豊臣秀吉が甥の秀秋を毛利家の養子としようと動いたときのこと。

 

それに気付いた毛利元就の子・小早川隆景が毛利家本家が豊臣家に乗っ取られないように小早川家のほうで秀秋を養子にしたという逸話があります。

 

このように君主からの養子を乗っ取りと用心した話も普通にあります。

 

北畠家や毛利家の話のほかにも、歴史を眺めたら強制的に家系を乗っ取った例や、それを心配している話はまだまだ出てきます。

 

このように、外部から無理矢理に家系に送り込まれるというのは、「家系の乗っ取り」を意識させてしまうのです。

 

世代交代がコンセプトのゲームの続編で、世代交代してきた一族が乗っ取られるのではと意識させてしまうような要素が入っている。これは前作のコンセプトを否定しているとしか考えられません。

 

ゲームシステムの話だとか、自分の好きなプレイが出来なくなったとかそういった話ではありません。『俺屍』の要をなしていたコンセプトが否定されている話です。

 

なので僕は、たかが家系図と思われがちですがよく考えれば前作のコンセプトを否定している「家系図に強制キャラが必ず入る」仕様それだけで、『俺屍2』は続編としては失敗と言い切って問題ないと考えています。