KATCATの巣

ふしあわせという名の猫がいる-だから私はいつもひとりぼっちじゃない

野崎まど『know』感想

野崎まど『know』を読み終えたので、少し長めの感想です。

 

 

野崎まど作品は、たいへん読みやすくて理解しやすいのに、結局は想定外な結末になるのがステキです。

 

この作品も、道終先生の自殺、大僧正の覚悟の話、イサナギ・イサナミ神話など、これらが物語の方向の道しるべとなっており、道しるべを外れることなく想定の範囲内で物語が進んでいきます。

 

にもかかわらず、最後のエピローグは、想定外にも気持ちよく読み終えることが出来ました。

 

しかし不満が無いわけではありません。

 

御野にクラス5を目指すように誘導した必要性があまり無いし、クラス0の裸に価値が無い世界観のはずなのにクラス0を裸にすると脅す敵役が出てきたり(これは敵役じたいがツッコミを入れていたとはいえ)世界設定が緩い感じもあり。

 

などとぐだぐだ書いてきましたが、これらの感想が嘘というわけではありませんが、中学生と感情を交換し、体液を交換し、熱を交換したシーンで、いままで読んできて感じてきたさまざまな事がどこかに吹き飛んでしまいました。

 

だって、僕、ロリコンだから。